みなさまこんにちは。

このブログのタイトルは「フランス車のある生活をとことん楽しむブログ」なんですが、個人的に興味のある車の話題は、国籍を問わず書かせて頂きます、はい。

テスラ・モーターズの電気自動車、モデルSの中国での価格が公表されました。

Tesla Model S Starts from $121,000 in China
http://www.autoevolution.com/news/tesla-model-s-starts-from-121000-in-china-75633.html
Autoevolution.com



モデルSの85kwh版が734,000元から。現在の為替レートで約121,000米ドルとなり、米本国の72,400ドルよりもおよそ70%も高い価格となります。これでも競合よりもかなり安い価格設定なんだそうです。

テスラはモデルSの価格について、車両本体の価格は米国向けと変えてはおらず、関税とその他の税金や輸送コストを乗せたためにこの価格となったと説明しています。

中国の輸入車の関税は25%、その他にも車種や排気量に応じた消費税と増値税がかかるようです。

テスラの中国サイトによると、モデルSの増値税は106,500元。たっかいですねえ。
まあ、日本も昔はそうでしたからね。

記事の後半には興味深いコメントがありました。

「もっと高くすることもできる。競合他社は消費者に対して、モデルSは割安だから性能が劣ると説明するはずだ。しかし、本当の理由は、他社は中国市場での1台あたりの利益を米国や欧州と比べて倍に設定しているからだ。」

なるほど。やっぱり中国では、まだ「安かろう悪かろう」=「高かろう良かろう」という価値観が強いのかもしれませんね。どからそんな強気な価格設定が通用するんでしょうね。

テスラ自身によるこんなブログがありました。

A Fair Price
http://www.teslamotors.com/blog/fair-price
TESLA Blog

ちょっと長いですが英文のまま引用します。英語が苦手な方はGoogle翻訳にでも放り込んでみてください。
"This pricing structure is something of a risk for Tesla, but we want to do the right thing for Chinese consumers. If we were to follow standard industry practice, we could get away with charging twice as much for the Model S in China as we do in the US. But we're doing things differently, even if it means that some people might look at the price and mistakenly think it must somehow mean the Model S has less value than its competitors."

要するに、中国でのテスラの競合他社の価格はぼったくりだということなんですね。だから、ブログタイトルも「公正な価格」となっているわけです。

なんと、モデルSの原価構成も公表されておりました。
$81,070 米国の価格
$3,600 船積、輸送費
$19,000 通関費用、関税
$17,700 付加価値税
合計734,000中国元 (1ドル6.05元換算)

いいですねー。価格設定だけでなく、こういうメッセージの出し方がオープンかつイノベーティブで。ブレークスルーしてる、風穴を開けてるって感じがしますねー。

モデルS、中国での戦略的な価格設定でヒットを飛ばせるでしょうか?日本では大きすぎるモデルSのディメンションも中国では問題ないでしょうから、けっこう行けるかもしれませんね!