みなさまこんにちは。

ロウエンではなく、ノロシですよ、念のため。

さて、昨年フルモデルチェンジを果たしたプジョー308ですが、今年3月のジュネーブショーで欧州カーオブザイヤーを獲得したことはご記憶に新しいかと思います。

え?知らない?
そうですよね。

こちらです。

欧州COTY 2014、プジョー 308 に栄冠
http://response.jp/article/2014/03/04/218408.html?fromsp
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BMWの電気自動車i3やテスラモデルSなどを退けて堂々のトップとなりました。
プジョーとしては2002年の307以来。いやー、プジョーは頑張りましたねえ。

COTYを受賞しようがしまいがいいクルマはいいクルマだし、COTYの受賞がどれだけ販売に寄与するか、定量的なことはわかりませんが、少なくともマイナスになることはないでしょう。そういう意味で、経営難に喘ぐPSAグループにとっては外したくない賞レースだったのでしょうし、新任のカルロス・タバレスCEOにとっても幸先のよいスタートになったかと思います。

さて、イギリス系メディアの評価などでは「足回りが柔らかすぎる」というネガティブな指摘もあったプジョー308ですが、あの歯に衣着せぬ辛口批評で知られるトップギアで、ワゴンタイプの新型308SWが思いのほか高い評価を得ていましたのでご紹介します。

First drive: Peugeot 308 SW
http://www.topgear.com/uk/car-news/First-drive-Peugeot-308-SW-2014-03-31
- Top Gear -

トップギアの記事は文体が砕けてるし、ネット辞書にも出ていないスラングがあったりして難しいのですが、頑張って読みましょう。


結論は「素晴らしい道具。(It's an excellent device.)」ということです。何がいいのかと言うと、デザインやスペースやドライビングもいいのですが、特にエンジンが高い評価を受けています。

130馬力で60.1mpg(Mile per gallon、約21.3km/L)の燃費を稼ぐ新型のPureTech1.2リッター3気筒ターボガソリンエンジンは、「心地よく、力強く、反応がよく、よく回る(sweet, torquey, responsive, revvy petrol.)」「従来の貧弱な1.2リッターエンジン(※)よりはるかによくできている(vastly over-delivers on its diddy 1.2-litre displacement.)」

※82馬力の1.2 VTiエンジンを指していると思われます。

さらに、「すごく改善された1.6リッター120馬力ディーゼルのBlueHDiのCO2排出量はトヨタオーリスハイブリッドと同等。」「BlueHDiで最高なのはケチケチ感がないこと。エコタイヤはグリップが弱いが、乗り味は落ち着いていてエンジンのレスポンスもよい。」



そして、記事は「(新型プジョー308SWのエンジンなどの)それぞれの要素はそれだけで世界を変えてしまうようなものではないが、プジョーの知恵が効いたボディとパワートレインによって、ライバルとの競争を楽なものにしている」と締めくくっています。

いやー、Top Gearでプジョー車がこんなに良く書かれているのは久しぶりですね。7人乗りが廃止されたのは残念ですが、楽しみな1台です。