みなさまこんにちは。

さて、前回のエントリーでは2014年3月のブランド別輸入車販売台数をお知らせしましたが、四半期ということでモデル別販売台数トップ20も発表されましたのでまとめました。出典はJAIA、日本自動車輸入組合です。

集計してみたところ、上位10モデルの合計が44,225台、上位20モデルの合計が61,611台となりました。同期間の輸入車の登録台数は88,388台でしたから、上位10モデルで輸入車市場全体の50%、上位20モデルで70%を占めることになります。

順位ブランドモデル台数
1フォルクスワーゲンゴルフ11,984
2BMW3シリーズ5,684
3BMW ミニミニ 4,218
4メルセデスベンツAクラス3,953
5フォルクスワーゲンポロ3,590
6メルセデスベンツCクラス3,484
7メルセデスベンツEクラス 3,043
8BMW1シリーズ2,865
9アウディA3シリーズ 2,725
10フォルクスワーゲンup!2,679
11ボルボ40シリーズ2,544
12フォルクスワーゲンザ・ビートル2,291
13メルセデスベンツSクラス2,254
14メルセデスベンツ Bクラス1,796
15アウディA4シリーズ1,747
16フィアット500/500C1,661
17ボルボ60シリーズ1,400
18メルセデスベンツCLAクラス1,284
19BMW5シリーズ1,249
20アウディA1シリーズ1,160


フォルクスワーゲンゴルフが3ヶ月で11,984台と、2位のBMW3シリーズに2倍以上の大差をつけてダントツのトップでした。ゴルフだけで国内の輸入車販売の13.5%のシェアを占めています。ざっくり言うと、輸入車の8台に1台はゴルフなわけですから、いかに売れているかがわかりますね。

また、全体的にはゴルフやAクラス、ボルボのV40(40シリーズ)などのCセグメント車のラインナップが充実してきていて、それが販売実績にも現れていると思います。

一方、我がフランス車は全車ランク外となりました。20位のアウディA1が1,160台ですから、以前と比べてだいぶボーダーラインが上がりました。2000年台半ばから後半にはプジョー308や207が四半期500台くらいのレベルでランクインしていたのですが、最近の水準では1ヶ月400台くらい売らないとトップ20に乗りません。いまのPSAにはなかなか厳しいですねー。

ま、販売台数が全てではないのですが、そうはいっても商売は実績が全てですからね。プジョーとしては、欧州カーオブザイヤーを受賞した新型308をどこまで伸ばせるかにかかっていますね。

そしてこのブログでも何かと話題に上ることの多いフィアット。1〜3月でフィアットブランド車が2,540台売れたのに対して、500/500Cが1,661台となっています。えっ?パンダが四半期で900台弱売れているということでしょうか?「500/500C」の中にアバルト500や595が含まれているのかどうかは不明ですが、フィアットジャパンの販売って9割方500だとばかり思っていましたから、意外な発見でした。 このランキングにフランス車や欧州フォードあたりが常連として登場するようになると日本の風景も少し変わるのかなあと思いますが、まあ難しそうですけど。 今月は以上です。