みなさまこんにちは。

当ブログのタイトルは「フランス車のある生活をとことん楽しむブログ」なのに、海外ニュースの話ばかりで、全然生活感がないのが悩みの種なんですが、今回は久し振りにマイカーネタです。

タイトルの通りなんですが、プジョー308SWをディーラーに預けたら、その代車がプジョー308SWだったんですよ。

壊れたんだろうって?

いやまあ、リアバンパーをちょっとぶつけてしまいまして。故障ではなく、弱損壊です。その修理のための入庫です。

で、その代車がこちら。

308SWの前期型です。
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日本仕様のプジョー308SW(第1世代)は、前期顏の4速AT、前期顏の6速AT、後期顏の6速ATと、大まかに3つのフェーズに分かれています。6速AT搭載時にエンジンが140馬力から156馬力に変わって型式変更されていて、PCJではここをマイナーチェンジと呼んでいるらしいです。フェイスリフト時は型式は変わっていないので、メーカー的には単なるフェイスリフトなんですが、308オーナー周辺ではこのフェイスリフトをマイナーチェンジと呼ぶことが多いようです。ま、細かい話ですが。

で、代車308SWは車検が今年の6月ですから、2011年式。前期顏のマイナーチェンジ後のモデルで、エンジンは私の後期型と同じ156馬力の1.6リッター。トランスミッションは6速ATです。走行距離は28,000km。年間1万キロ弱走行している計算です。

一方こちらはわが愛車の2012年式。現在9,000km弱走っております。
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フロントマスクは同じモデルとは思えないほどガラッと変わりましたが、カタログスペックはまったく同じ。同じ仕様の自動車が走行を重ねるとどう変化するのか。これはいい機会だと思って注意深く比べてみました。

とはいえ、本当は週末に代車の風味をじっくり味わいたかったのですが、諸事情により土曜日の朝に引き取られて行きました。そのため、土曜日の早朝に近所を20分くらい走れただけのインプレッションとなります。

まず印象的だったのは、9,000km走行の私の308SWと比べて、足回りが大変しなやかな点です。マイ308SWもだいぶ角が取れてきたと思っていましたが、代車308SWはさらに滑らかな乗り心地。路面の小さな凹凸でヒョコヒョコすることもなく、非常に好ましい乗り心地でした。

一方で、発信加速でアクセルを強く踏み込むと、トルクステアというのか、少しハンドルのブレを感じました。うーん、いつも走っている国道だから路面に問題があったとは思えないんですけどね。個体差なのか、新車に比べて加速時のリアサスの沈み込みが深くなっているためなのか、代車308SWが装着していたダンロップのエコタイヤのせいなのかはわかりません。

あと、エンジンが吹けないのが気になりました。特に1,500回転未満の立ち上がりが重いなあと。これも経年でこうなるのか個体差なのかは不明ですが、マイ308SWの方が低回転時のトルク感が明らかに強いです。

その他の細かな違い。

まずシートの生地というか、色が違います。フェイスリフト後は部分的にグレーのアクセントがついて、少しだけ明るい雰囲気になりました。

また、フェイスリフト後のモデルにはシートバックテーブルと後席窓の引き上げ式のサンシェードがついています。これがかなり便利なんですよ。後ろに乗る人にとってはサンシェードがあるとないとでは大違いだし、シートバックテーブルも子供のミルク作りなどに重宝します。

そして、代車君、ハンドルの革がこんなことに・・・
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えーっ、マイ308SWも3年でこんなになるの?

うーん、前オーナーは皮脂の濃い方?
でも、ハンドルの上端なんて、表皮がめくれるほど頻繁に握る場所とは思えないんですが・・・何かに引っ掛けたのかな・・・???

それ以外には特に問題はなさそうでしたね。異音もなく引っかかりもなく違和感もなく、いい感じの30,000kmだったと思います。

というわけで、わずかな時間でしたが、自車の成熟度合いを推し量る上でよい体験をさせていただきました。