みなさまこんにちは。

暑いですねー。

私は13年に渡って3台のフランス車に乗っておりますが、幸いなことにエアコン絡みのトラブルに見舞われたことはありません。プジョー308SWも、もちろん真夏でもガンガン効きますよ。コンプレッサーの音はクール宅急便の保冷車並みにけたたましいですけどね。

さて、新CEOのカルロス・タバレス率いる経営再建中のPSA・プジョーシトロエングループでは、目下聖域のないコスト削減が推し進められている最中です。あのモデルもこのモデルもディスコン(廃止)させられるんじゃないかと気を揉んでいらっしゃる方も多いのではないかと思います。

PSAは同社の再建計画「Back in the race」において、現在45あるプジョーの車種を2018年までに25車種に、そして2022年までに13車種に削減することを発表しています。

もっとも、現在までに廃止が明らかになった車種は、プジョー807や207などの旧モデルが中心で、今の所はごくごく常識的な取り組みなのかと思います。

Peugeot will drop 807 minivan as Tavares begins model cull
- Automotive News Europe -

一般的に、こういった大手自動車メーカーのリストラの格好のターゲットになるのはスポーツカーであって、現在のプジョーの唯一のスポーツモデルであるRCZの将来を危ぶむ声も聞かれましたが、RCZの次期モデルが計画されているというニュースが入ってまいりました。

Peugeot Planning Second Generation RCZ
- Autoevolution -

現行RCZは欧州で2011年に発売されたスポーツクーペでございます。当時は、アウディTTのパクりじゃねーかと耳が痛くなるほど聞かされたわけですが、まあいいじゃないですか。ボディスタイルについてそれを言い出したらキリがないですからね。

RCZの2013年の新車販売台数は全世界で9,249台でした。ちなみに、フォルクスワーゲンシロッコの2013年の生産台数が23,000台、アウディTTが18,000台ということですから、悪くない数字なんじゃないでしょうか。この手の車の採算ラインが何台くらいなのかはわかりませんが、この水準で許容範囲ということなのでしょうね。

RCZは2007年には「308 RC Z」の名前でコンセプトカーとして発表されていた通り、プジョー308のプラットフォームを使用しておりまして、フロントマスクのデザインのみならず、インテリア、特にコックピット周りのアーキテクチャも308のものをそっくり流用しておりました。

こちらがRCZ前期型。


308ハッチバックの前期型。


こちらがRCZ後期型。270馬力のRCZ Rですね。


RCZのインテリア。


308のインテリア、です。


なお、次期RCZはPSA謹製のEMP2プラットフォームが採用されることは間違いありませんから、現在1,350kgある車重(1.6MT・日本仕様)は100kg近く軽くなりそうです。これはうれしい軽量化ですね。

デザインはどうなるのでしょうか。まだ予想イラストも出てはいませんが、方向性としては2012年のOnyx Concept、現実的な解としては、2010年のSR1コンセプトあたりが参考になるかもしれません。

Onyx Concept。


SR1 Conceptです。


当然のことながら、次期RCZはエレガントで流麗なデザインというよりは、中国市場の要望を組み入れた、よく言えば分かりやすい、マッチョで力強いデザインになるものと思われます。

Auto Evolutionの記事では次期RCZのリリースは2016年以降と予想していますから、まだまだ先の話です。しかし、やっぱり自分が買う買わないに関わらず、スポーツモデルの計画っていいものですね。ビジネスにならなければ意味はないんですが、少数ながらもスポーツモデルを売り続けることって本当に重要なのだと思います。