みなさまこんにちは。

このブログは「フランス車のある生活をとことん楽しむブログ」であるにも関わらず、たまに書くドイツ車の記事がPV数の上位に上がってしまうのはどういうことなのでしょうか。

ええそうですね、私の力不足ですね。「シトロエンBX30万キロ走破記」とか「【やってみた】AL4分解修理」などであればよいのでしょうが、生憎そのようなネタは持ち合わせておらず。まあ、私は私なりにフランス車の魅力をお伝えできればと思います。

さて、今回はフォードの話題です。(爆)

みなさま「フォード」と聞いて真っ先に思い浮かぶ車種はなんでしょうか。

1.マスタング、エクスプローラー
そうですね。一般的、というかフォードジャパンの定義によれば、日本におけるフォードブランドのイメージは、マスタングやエクスプローラーなどのマッチョな「アメ車」ということです。うーん、どうなんでしょうね。

2.フォーカス、モンデオ
こういう方はやっぱり事あるごとにUKサイトを覗いてるような欧州車フリークですよね。

3.フェスティバ、テルスター
これが懐かしい方はもうオッサンです。厳密にはマツダ製のフォードブランド車でした。

4.T型フォード
むしろあまり自動車に関心のない方かもしれませんね。

5.知らない
まあ実際はこれが大多数でしょうな・・・

これがまさにいまの日本のフォードの難しい状況を示しているわけでして、日本ではアメ車と欧州車のどちらも購入できる反面、輸入車販売に欠かせないブランドイメージの構築に大変苦慮する点なのであります。

フォードジャパン自身はというと、ラインナップを拡充することで、「フォード=アメリカ車=デカい車」というイメージを刷新したい考えです。日本での「アメ車」の需要はかなり限られていて、なくなることはないにせよ、成長の余地は基本的にはありません。だから、事業の拡大のためには欧州モデルの拡販が必要不可欠ということですね。

ちなみに近年のフォードジャパンの動きを簡単に振り返ってみますと、最盛期は輸入フォード車だけでなんと年間2万台近く売れていましたが、 度重なる販売戦略の転換などによって販売台数は右肩下がり。JAIAの統計が公開されている2000年以降では、2000年の8,000台弱から下降を続け、2010年の2,500台でようやく底を打ちました。まあ、一時はフィエスタもフォーカスもモンデオ(これは現在も)も失ったのですから、むべなるかな、です。

こちらがフォードジャパンの2000年以降の販売実績です。
2014-08-25-17-53-00
- JAIA統計をもとに筆者作成 -

そして、2010年のクーガ発売を皮切りに欧州系モデルの取り扱いを再開し、2014年8月現在は、フィエスタ、フォーカス、マスタング、エコスポーツ、クーガ、エクスプローラーの6車種を展開しています。前述の「失われた10年」を経て販売は回復傾向にあります。

それでは、フォードがグローバルで展開している車種と日本のラインナップを比べてみましょう。2014年8月現在、日本、アメリカ、イギリスの各国で販売されているモデルをまとめました。

モデル
Ka
Fiesta
B-MAX
Ecosport
Focus
C-MAX
Grand C-MAX
Escape / Kuga
Mustang
Fusion / Mondeo
Taurus
S-MAX
Galaxy
Edge
Explorer
FLEX
Expedition


どうでしょう。私は思ったより多くないなという印象です。「ONE FORD」の戦略のもとにグローバルで車種を統一している効果なのでしょうね。

さて、課題のラインナップ拡大ですが、米系のSUVをこれ以上持ってきても仕方ありませんので、となると、Grand C-MAX、S-MAXが有力候補になるかと思います。小型CUVも盛り上がっていますから、B-MAXもありかもしれません。

「なになに?ナニMAX?」という方のために簡単にご紹介しますね。

C-MAX / Grand C-Max
左が5人乗りのC-MAX、右が7人乗りのGrand C-MAXです。ルーフレールの有無とリアクオーターウインドウの造形の違いが見分けるポイントですね。

私は実車を見たこともありませんが、欧州のミニバンの記事では必ずといっていいくらい「C-MAXを超えているかどうか」と比較されるほど走行性能が素晴らしいとされています。

S-MAX
こちらもMPVらしからぬ走行性能と評されるラージミニバン。フォルクスワーゲンシャランのライバルですね。

モンデオ
このサイズの大衆ブランドのセダンはちょっと日本では売りにくいんですが、エステートに絞って導入するのも面白いかもしれませんね。

やっぱりフォード車の良さって自動車の本質的な性能を徹底的に磨いているところだと思うんですよね。欧州ではフォード各車のドライビングダイナミクスに対する評価は定評があります。私はレンタカーですが、海外で先代モンデオと先代フォーカスを運転しましたが、内装がチープすぎること以外は素晴らしい車でした。

そして、フォードブランドがイギリスで新車販売トップシェアを誇る(2013年は14%で1位)ということは、グローブボックスを開けたら半分がヒューズボックスに占領されているような某フランス車とは違って右ハンドル仕様をマジメに作り込んでいるということですから、ここも日本でのアピールになると思います。

ということで、フォードジャパン様におかれましては、ぜひとも日本でフルラインアップが完成されますよう、商売繁盛社運隆昌を心よりお祈り申し上げます。

Grand C-MAXかS-MAXが正規輸入された暁にはぜひとも検討させていただきます!