みなさまこんにちは。

そろそろ関東は花粉が飛び始める季節ですね。私は今年も耳鼻科の薬かな。オノンとムコダインと点鼻薬か。市販の点鼻薬を常用してましたが、やはりリバースブロックがつらいですからね。ほんとうは粗食でストレスを溜めずよく寝ることが一番なんですが。

さて、私の2012年式先代プジョー308SW、今年5月に初回車検を迎えるのですが、少し気になるところがあって、車検に先立ってディーラーに預けることになりました。

ひとつはステアリングからの異音。ステアリングを左にロック付近まで切り込んだ時にゴトッという音がします。ステアリングのギアボックスか左前輪のジョイント?音は正面から聞こえるような気がしますが、なんなんでしょうね。

そういや、106の時は正規ディーラーでも、ステアリングは「据え切りしないこと」と「ロックまで切らないこと」と言われてましたね。 さすがにいまはそんなことないと思いますが。

もうひとつは、運転席ドアのヒンジからの異音。全開付近で開け閉めする時に、パキッという音がします。これはみんカラでも事例が出てましたね。

ということでディーラーで1週間のお預けとなりました。代車は307SWですが、これもなかなか面白い体験でしたので、これはまた後ほど。

さて、ディーラーに来たら新車の試乗をしないわけにはいきません。馴染みの店だと気軽にお願いできるからいいですね。

今回はこれ。新型プジョー308です。発売からもう2ヶ月以上たっていますが、予定が合わず、今回ようやくの試乗となりました。
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試乗車は308ハッチバックのCielo(2月以降の車両本体価格345.8万円)。現時点でのトップグレードですね。

エンジンは1.2リッターターボ。重量は1,320kgです。あれっそんなに重かったっけ?と思いましたが、エントリーグレードのPremiumは1,270kgなんですね。50kgの重量差は主にCieloに標準装備されるグラスルーフが理由のようです。

ちなみに、先代308は同じくグラスルーフを装備したCieloの重量が1,390kgということですから、新型と先代では、細かな装備の差はあるにせよ、大人1人分の体重くらいは軽量化されています。

なお、プジョー308の最大のライバルとされるフォルクスワーゲンゴルフ7ですが、Cieloと競合しそうなグレードであるハイラインは1.4リッター7ATで322.2万円です。
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エクステリアは、フォルクスワーゲンやゴルフやアウディA3を彷彿とさせる保守的なプロポーションですが、シンプルかつクリーンでいいんじゃないでしょうか。現行208から始まったプジョーの新世代フェイスもだいぶ完成してきたと思います。

2代目308ハッチのデザインはは206以降では一番いいんじゃないですかね。206の呪縛からようやく解放されたというか。私は、スタイリング面では206の大成功が却ってその後のプジョー車のデザインの足を引っ張ったと思っていますので、よい方向性なのだと思います。

エクステリアが落ち着いた一方で、インテリアはかなりアバンギャルドな雰囲気に変わりました。

デザインの目玉は小径ステアリングホイールとその上から覗くメーターパネル。そして、センターコンソール上部の液晶ディスプレイは運転席側に向けられ、物理ボタンは徹底的に排除されています。
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外観とはうって変わってシャープで斬新なインテリアデザインは、他のどの車にも似ていない独特な空間を醸し出しています。素材の質感は先代よりもちょっとだけ上がっているかな。

この内装のアーキテクチャーはプジョー208から採用されたものですが、308の方がまとまっていますね。ちなみに、このインテリアデザインの原点は2010年に発表されたコンセプトカー「SR1」だそうです。




おーなるほど。

それでは運転してみます。スタートボタンを押してエンジンを始動し、サイドブレーキもやはり「P」ボタンを長押しして解除します。

乗り出してまず気づいたことは、軽さとなめらかな乗り心地ですね。試乗路の一部が工事中だったのですが、仮舗装のような荒い路面を通過しても、強いショックを感じたりボディが揺すられることはありません。足腰は締まっている割に衝撃はやさしくいなす「硬くてマイルド」な乗り心地です。

ステアリングは初代308と較べると軽いですが、適度な重さです。低速で軽すぎると感じたプジョー208やシトロエンC4ピカソと較べると、私はこの308くらいが好きですね。

また、メディアの試乗記事でも賛否両論のコックピットですが、座った直後こそ低い位置のステアリングに戸惑うものの、乗り出してみればまったく問題なく普通に運転できます。メーターの一部がステアリングホイールに隠れるという話もありますが、常にメーターを凝視しているわけでもありませんからね。

1.2リッターの「ピュアテック」エンジンは、街乗りで流す分には必要十分なパワーです。しかし、グッと踏み込んだ時にはもう少し力強さが欲しいなあと思いました。パワーを求める方は200馬力THPの「GT」の導入待ちですね。

なぜかこちらに2015年のプジョーの国内販売計画が掲載されております。

「7月に308/308SWのGTライン、RCZのGTライン、508/508SWのGTラインが発売」
プジョー・シトロエン・ジャポンのニューイヤーパーティに出席しました
- 松下宏の見たクルマ、乗ったクルマ、会った人 -


あれ、今年日本で導入が予定されているのは「308GT」じゃなくて「308GTライン」なんですね。「GT」と「GTライン」の違いは解りにくいので、また後日まとめましょう。

試乗に戻ります。新型308には「スポーツモード」が装備されていて、これをオンにするとメーターが赤色に変わるとともに、スロットルレスポンスが良くなり、ステアリングも重くなり、さらに「ブロロロ」という擬似エギゾーストノートがスピーカーから流れます。これ、悪くはないんですが、加速がピーキーすぎて渋滞だとせわしないですね。走り込む場合にはいいかもしれませんね。

なお、308のスポーツモードは可変ダンパーではないので乗り心地は変わりません。これがゴルフ7ハイラインだと、322万円でアダプティブシャシーコントロール(DCC)という可変ダンパーがついてきます。まあこの違いだけでゴルフを選ぶ人もいないのでしょうが、この辺は企業力の差でしょうね。
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で、15分程度の短い試乗を終えた結論としては、また乗りたくなりましたね。欲しいかというと、SWも5人乗りになっちゃったのでチャイルドシート3座の我が家では無理なのですが、新型308はもっと味わいたいなあと思わせるような楽しさでした。

ゴルフにガチンコで対抗できるかというと、ブランド力やディーラーシップの問題もありますので何とも言えません。でも、少なくとも1年半ほど前に試乗したゴルフ7ハイラインより楽しいです。プジョーバイアスのかかった私がいうのもなんですが、308の方が濃厚な操縦感覚ですね。

今はアップデートされているのかもしれませんが、ハイラインはステアリングフィールが乏しくて、市街地のハンドリングは「旋回作業」に感じましたからね。

ということで、輸入車市場も堅調ですし、商品力はこれまでにないくらい高まっているプジョー308ですので、一層のご健闘をお祈り申し上げる次第です。