みなさまこんにちは。

わかります。

あなたのその「背の高い自動車」に対する拒否感。「ミニバン」という、「クルマ好き」とはおよそ対極的な響きを醸す言葉に対する嫌悪感。

どんなに自動車の制御技術が進歩しようとも、ドライバビリティという領域において、物理的な背の高さを無視することはできない。いわんや「ミニバン」においてをや。

わかります。私もかつては、ほんの4年ほど前までは、強烈にそう考えていました。

そう、2010年の長女誕生に続いて、2012年に嫁さんが双子を妊娠したとわかるまでは。

双子!!

嫁さん双子だからまさかと思ったけどそのまさか!!!!

ご、5人家族・・・???

クルマ買い替えなきゃ・・・ミニバン・・・?

芸人が「何でもできそう!」とか「モノより思い出。」とかCMしてるやつ・・・?

もう俺は、貨車の運転手に徹するしかないのか・・・小さい実用ハッチをキビキビと乗り回して愉しむことはできないのか・・・ゴルフR32やアウディS3への夢は遥か何処へ・・・

・・・いやでも、輸入車でも、基本性能に優れた7人乗りのクルマがあるんじゃないの・・・ ?

フォルクスワーゲンにもそんなのがあったような気が・・・ああ、トゥーランってあったな。え、プジョーにも7人乗りが?そういやあったか・・・?

こんな調子で始まった私の輸入ミニバンウォッチャーライフ。

いまではこんな境遇はとてもよかったと思います。7人乗りのプジョー308SWに乗っていなければ、このようにブログを書くこともなかっただろうし、オフ会に参加することもなかったでしょう。輸入ミニバンというニッチな世界に引き入れてくれた運命に感謝ですね。

というわけで、今後も定期的に更新しようと思っている、日本に正規輸入されている7人乗りのミニバン・SUVの全モデル一挙ご紹介。ちょっと早いですが2016年版ということでいきます。

こちらが2015年12月1日現在、日本国内で正規輸入されている7人(以上)乗りの全モデルです。今回のリサーチでは、15車種でした。2013年の18、2014年の17からさらに減りましたね。

なお、価格はそのモデルの最低価格、3列目がオプションの場合はオプション設定可能なグレードの最低価格、そしてわかる範囲でサードシートのオプション価格を記載しています。掲載したのは、インポーターのウェブサイトに掲載されているモデルのみですので、100%正確とは言い切れませんが、ご了承ください。

それではモデルごとに見ていきましょう。

1.フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(TSIコンフォートライン 316.8万円)


解説するまでもありませんが、輸入ミニバンの最量販モデルですね。そして、現在日本で販売されているのが、現行最終モデルとなります。

新型はこちら。


11月の東京モーターショーでも展示されました。VW日本法人からの正式発表はまだありませんが、販売筋の情報として「2016年1月発売」と報道されており、私も某ディーラーで「当初2016年3月発売予定だったが、2ヶ月前倒して1月発売」との言質を得ています。

ディーゼル不正問題がなければ輸入ミニバンではヒットが約束されていたわけですが、どうなるでしょうか。ともかく試乗車が来たらすぐに馳せ参じます。

2.フォルクスワーゲン シャラン(TSIトレンドライン 360.0万円)


次期モデルが存在しないといわれているシャラン。従来より40万円以上安いトレンドラインが発売されたのもそのためなのでしょうか。輸入ラージミニバンで360万円というのは、バーゲンプライスですね。便利なスライドドアだし、モデル後期で熟成が進んでいると思いますので、サイズに問題がない方にはよい選択肢になるかと思います。

3.プジョー 5008(330.5万円)

日本では2013年発売ですが、本国では2009年発売であるため既にモデル末期を迎えています。次期型についてPSAの発表はありませんが、どうも5008は現行の1代限りで姿を消しそうです。

4.シトロエン グランドC4ピカソ(セダクション 353.9万円)

シトロエン日本の唯一「売れる」モデルであるC4ピカソの7人乗りバージョン。私も昨年試乗しましたが、非常によくできていると思います。欧州メディアの評価も軒並み高いですね。期待の新車C4カクタスがまさかの2017年発売(本国発売の3年遅れ!)ですから、それまでじっくりと売り続けなければならないモデルです。

5.メルセデスベンツ Vクラス(V220dトレンド 535.0万円)

先代は471万円〜700万円という設定でしたが、3代目は535万円から。標準、ロング、エクストラロングの3種類が用意されるという力の入れようです。2代目まではいかにも商用車チックでしたが、3代目でイメージを刷新。VWシャランがなくなるとラージミニバンはVクラス一択になりますが、ミニバン王者の「アル・ヴェル」とどこまで戦えるでしょうか。

6.メルセデスベンツ Eクラス ステーションワゴン(E400アバンギャルド975.0万円 +α )

エントリーモデルのE220ブルーテックは634.0万円ですが、サードシートのオプションが選択できるのは、975万円のE400アバンギャルドのみ。ある意味最も稀少な7人乗りといえます。

7.メルセデスベンツ GLクラス(GL350ブルーテック4マチック 1,000.0万円)

メルセデスが誇るSUVのフラッグシップ。価格も堂々の1,000万円から。本国ではフェイスリフトされてモデル名も「GLS」に変更された新型が発表されております。

8.BMW 2シリーズ グランツアラー(218i 358.0万円)

BMW初の7人乗りFFミニバンということで何かと話題のグランツアラー。

私も先日試乗しましたが、とにかく走りは絶品。218iの1.5L3気筒ガソリンエンジンは期待はずれでしたが、ディーゼルはいいクルマだと思います。大きな欠点は「フランス車でないこと」くらいですね。

9.BMW X5(xDrive35d SE 859.0万円)

BMWの7人乗りはこちらの方が古株ですが、価格も価格だし、7人乗りとして語られることはあまりありませんね。

10.キャデラック エスカレード(プレミアム 1,149.0万円)

歴代アメリカ大統領の警護車両にも採用されているというエスカレード。この出で立ち、この装い、これこそ本家本元のヤンキー魂ですね。でも、実際に大人7人が快適に過ごそうと思ったら、このサイズ(全長5m×全幅2m)が必要なんですよね。

11.シボレー キャプティバ(キャプティバ 369.0万円)

地味ですが、実は都内ではちょくちょく見かけるようになっているキャプティバ。アメ車にしてはコンパクトなのがその理由かもしれません。レギュラーガソリン仕様なのでお買い得であることは間違いありません。

12.フォード エクスプローラー(XLT、XLT EcoBoost 489.0万円)

全長5,050mm、全幅2,000mmというフルサイズながら、こちらも都内ではちょいちょい見かける車です。

3.5リッターV6と2.3リッター直4ターボのEcoBoostが同じ489万円という設定が意味深ですね。特に意味はないのかもしれませんが。燃費もあまり変わりません。でもやっぱりアメリカンSUVに乗るならV6だよなあと思いますね。

13.リンカーン ナビゲーター(Navigator 1,080.0万円)

2015年7月に、これまでの5.4リッターV8から3.5リッターV6EcoBoostに変更されました。日本でどれくらい売れてるんだろうと思ったら、リンカーンはJAIAの統計に載ってないんですね。「Others」に含まれているということでしょうか。

14.ランドローバー ディスカバリー(SE 715.0万円)

本格的なオフロード走行が可能な7人乗りの輸入車というのも大変珍しい存在です。大家族でかつ泥濘路を日常的に走破する必要がある方は、ぜひ。

15.ランドローバー ディスカバリースポーツ(SE 500.0万円+33.7万円)

ランドローバーって500万円からあるんですね。あの「レンジローバー イヴォーク」の姉妹車ということです。これはちょっといいかもしれませんね。



ということで、今回は以上です。いかがでしょうか。やはり市場で数を占めるのは、そうはいってもトゥーラン、そして2シリーズグランツアラーあたりかと思います。そこにグランドC4ピカソがどれだけ食い込めるかでしょうか。

そして、2016年以降も面白そうなモデル控えておりますので、次回は今後導入されるかもしれないモデルを含めてご紹介したいと思います。

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ミニバンのある暮らし、とてもいいものですよ。