みなさまこんにちは。
公私ともに色々と立て込みごとが続いておりまして、ほんとうは年末にもう1本だけと思っていましたが、急なネタが入りましたのでそのお話を。
とある12月の金曜日の夕方のことです。
脇目も振らず一心不乱に仕事に勤しんでいた私の目に、モータージャーナリストの伏木悦郎さんのインスタグラムが飛び込んで来ました。
なにっ、プジョー目黒に新型3008が来てるのか!!
あー、これか。
11月のプジョーライオンミーティングで日本初公開されていた2代目プジョー3008。そのお披露目キャラバンがプジョー目黒を皮切りに全国15のディーラーで開催される、と。
これは行きたいなあ。プジョー目黒での開催は2週間。しかし、週末に行けるかな・・・?目黒を逃すと、次は来年3月の中央か・・・
ん、一般公開イベントは明日からだけど、ひょっとしてひょっとしたら、今日行ったら見られるんじゃないか!?
実は私の事務所は目黒駅の近く、碑文谷のプジョー目黒はものの数kmの距離です。幸い、今日は保育園のお迎えは20時予定。定時上がりでプジョー目黒に寄っても間に合うな・・・
よし、行ってみるか・・・!
プジョー目黒はこれまで訪問したことはありませんでした。今日は電車通勤の平日なので、プジョー目黒に行くには目黒駅からバスに乗る必要があります。目黒通りをまっすぐ一本道。10分ちょっとでつくのかな。
大急ぎで仕事を片づけてバス乗り場に向かうと、すでにバスが停まっています。バスの側に立っている制服姿の係員に行き先を尋ねます。すみません、このバスは碑文谷に行きますか?
「はい、行きますよ。どうぞ。」
私が乗り込むとバスはすぐに発車しました。到着は18時半頃かな。30分くらいはいられそうだ。
バスは目黒通りをまっすぐ進みます。最寄りのバス停の名前はわかりませんが、スマホで確認すると、着実に近づいています。よし、次のバス停で降りればお店はすぐそこだな。
「左に曲がります。お立ちの方は、つり革や手すりにおつかまりください。」
なにっ!!
なんと、これは目黒通りを途中で折れて別のルートに行くバスじゃないかっ!!
確かに「碑文谷の方」には行くけど、くそッ、あの係員め適当なこと言いやがって!!
次の停留所で降りて歩くしかない・・・
バスを降りて徒歩10分弱。やっと着いた・・・
さあ、伏木さんのインスタにあった白い3008はあるかな・・・?おっ!1階のショールームに置かれているあの白いSUVは!!
なんだ、2008か・・・
1階には新型3008は置かれていないようです。意を決して入店してみると、1階の受付ブースの周辺には4〜5人のスタッフさんが出ていて、なにやら平日の閉店直前とは思えない雰囲気が漂っています。
「いらっしゃいませ。」
来店した目的を率直に伝えます。「伏木さんのインスタグラムを見て、新3008がここにあると知って来ました。ひょっとしたら店内に展示してあって実車を見られるんじゃないかと思いまして・・・」
「ああ、今日は実はプレス向けの発表会で、ついさっきまで2階で行なっていました。一般公開は明日からなんですよね。」
あー、伏木さんのインスタはそういうことか・・・
スタッフさんが「ちょっとお待ちください。」と言って消えて行きました。
そりゃあよく考えたら、一般公開日の前日とはいえ、発売日も決まっていないニューモデルを、通行人に丸見えの場所に展示するわけがないよねえ。改めて、明日か来週末に見に来るか。しかし、こういう理由では、家族の承認は極めて降りにくいなあ・・・
スタッフさんが戻ってきました。
「いいそうです。ご覧いただけます。」
ま、ま、マジですか!?
なんということでしょう。明日から一般公開の新型3008を、見せていただけるというのです。
スタッフさんに2階に案内されました。そこは広いスペースになっていて、ついさっきまで発表会が行われていたらしく、整然と椅子が並べられています。
そしてありました。
おおー・・・
パールホワイトの3008とともに、2人のスーツ姿の白人男性が私を迎えてくれました。フラワーホールにライオンのバッヂを留めている、明らかにプジョーシトロエンジャポンの方です。
「いらっしゃいませ。どうぞどうぞ。どうぞご覧になってください。」「もちろん室内も見てください。こちらは最新のi-cockpitです。」お二人とも、ものすごく流暢な日本語です。
帰宅してからプレス発表会の記事でお名前を確認しましたが、お二人はPCJのマーケティング部長ジャン・ミッシェル・オモンさんと、マーケティングコミュニケーションのルカ・フェネックさんでした。
なんと、発表会が終わった後に会場に残っていたPCJの方に、じきじきに説明して頂いたのです。アポなしで突然押しかけた私のために、アンオフィシャルで即席の内覧会・・・
そのご厚意に感謝感激、申し訳なくさえ思いましたが、図々しくも写真は撮りまくります。
フロントエンドを眺めただけではウインカーがどこにあるのか分かりませんでしたが、点灯してみると眉毛のようなLEDランプのさらに上にありました。流れるタイプではありませんでした。
新しいシグネチャーのリアセクション。日本サイズのナンバープレートもちゃんと収まっています。
この車両は英国の「GT」に相当するとのことで、ほぼほぼこの装備で日本に導入される予定だそうですが、細かい部分は変更される可能性もあるということでした。
エンジンは1.6L直4ガソリン(EP6)と2.0ディーゼルBlueHDiの2本ということです。どちらも6速ATです。
内装は欧州での評判通り、上質で未来的です。シートはレザー+アルカンターラで、ステッチがDSを彷彿とさせますね。掛け心地は、小ぶりで硬くなった現行308と較べて、少し厚みとサイズの余裕を感じました。
第2世代のi-cockpit。ステアリングホイールは上端もカットされているため、メーターが隠れる事はありませんでした。そしてなんと日本語表記に対応済み。プジョー車の画面に日本語が表示されるなんて、信じられるでしょうか。
センターコンソールの物理ボタンでナビやエアコンを切り替えます。エアコンの温度調節はタッチパネルを連打する必要がありますが、今の308の「届かないメニューボタン」よりは格段に操作しやすいと思います。
シフトレバーはバイワイヤ。グリップコントロールも付いています。
内装はデザインだけでなく質感も上々。ドアハンドル上の茶色い木目調パネルもおしゃれ。
えっ、「ドアポケットの上の方にトルクスねじが露出しているではないか」って?
い、いいじゃないですかそんなことはっ!!
まあ、あくまでも型式登録もされていない先行展示車両ですので、最終的にどのような装備で発売されるかはわかりません。
いやー、しかし、新3008はかっこいいですね。
試乗車が届くのは来年2月か3月だそうです。欧州のレビューではハンドリングも乗り心地も好評なので、ぜひ試乗してみたいですね。
また、私が特に気になっている新型5008の発売時期については、ディーラー担当者さんによると、今のところ「2017年内・・・か・・・」とのことでした。
ということで、思いがけずプジョー3008を見ることができました。ご対応いただき本当にありがとうございました。
来春といわれる新3008の試乗車、来年5月に迎えるわが308SWの2度目の車検、そして再発して欲しくないエンジンフォールトのどれが先に来るかは分かりませんが、また伺いますので、その際はぜひよろしくお願いいたします。
公私ともに色々と立て込みごとが続いておりまして、ほんとうは年末にもう1本だけと思っていましたが、急なネタが入りましたのでそのお話を。
とある12月の金曜日の夕方のことです。
脇目も振らず一心不乱に仕事に勤しんでいた私の目に、モータージャーナリストの伏木悦郎さんのインスタグラムが飛び込んで来ました。
Just posted a photo @ プジョー目黒 https://t.co/cmV1ZjmEo8
— 伏木悦郎 (@fushikietsuro) 2016年12月2日
なにっ、プジョー目黒に新型3008が来てるのか!!
あー、これか。
NEW SUV PEUGEOT 3008をいち早くご覧頂きたく、 全国のプジョーディーラー15拠点を新しくなった3008がツアーいたします。この特別な機会に、ぜひご来場ください。
NEW SUV PEUGEOT 3008 Amplified Experience
- Peugeot Japon -
11月のプジョーライオンミーティングで日本初公開されていた2代目プジョー3008。そのお披露目キャラバンがプジョー目黒を皮切りに全国15のディーラーで開催される、と。
これは行きたいなあ。プジョー目黒での開催は2週間。しかし、週末に行けるかな・・・?目黒を逃すと、次は来年3月の中央か・・・
ん、一般公開イベントは明日からだけど、ひょっとしてひょっとしたら、今日行ったら見られるんじゃないか!?
実は私の事務所は目黒駅の近く、碑文谷のプジョー目黒はものの数kmの距離です。幸い、今日は保育園のお迎えは20時予定。定時上がりでプジョー目黒に寄っても間に合うな・・・
よし、行ってみるか・・・!
プジョー目黒はこれまで訪問したことはありませんでした。今日は電車通勤の平日なので、プジョー目黒に行くには目黒駅からバスに乗る必要があります。目黒通りをまっすぐ一本道。10分ちょっとでつくのかな。
大急ぎで仕事を片づけてバス乗り場に向かうと、すでにバスが停まっています。バスの側に立っている制服姿の係員に行き先を尋ねます。すみません、このバスは碑文谷に行きますか?
「はい、行きますよ。どうぞ。」
私が乗り込むとバスはすぐに発車しました。到着は18時半頃かな。30分くらいはいられそうだ。
バスは目黒通りをまっすぐ進みます。最寄りのバス停の名前はわかりませんが、スマホで確認すると、着実に近づいています。よし、次のバス停で降りればお店はすぐそこだな。
「左に曲がります。お立ちの方は、つり革や手すりにおつかまりください。」
なにっ!!
なんと、これは目黒通りを途中で折れて別のルートに行くバスじゃないかっ!!
確かに「碑文谷の方」には行くけど、くそッ、あの係員め適当なこと言いやがって!!
次の停留所で降りて歩くしかない・・・
バスを降りて徒歩10分弱。やっと着いた・・・
さあ、伏木さんのインスタにあった白い3008はあるかな・・・?おっ!1階のショールームに置かれているあの白いSUVは!!
なんだ、2008か・・・
1階には新型3008は置かれていないようです。意を決して入店してみると、1階の受付ブースの周辺には4〜5人のスタッフさんが出ていて、なにやら平日の閉店直前とは思えない雰囲気が漂っています。
「いらっしゃいませ。」
来店した目的を率直に伝えます。「伏木さんのインスタグラムを見て、新3008がここにあると知って来ました。ひょっとしたら店内に展示してあって実車を見られるんじゃないかと思いまして・・・」
「ああ、今日は実はプレス向けの発表会で、ついさっきまで2階で行なっていました。一般公開は明日からなんですよね。」
あー、伏木さんのインスタはそういうことか・・・
スタッフさんが「ちょっとお待ちください。」と言って消えて行きました。
そりゃあよく考えたら、一般公開日の前日とはいえ、発売日も決まっていないニューモデルを、通行人に丸見えの場所に展示するわけがないよねえ。改めて、明日か来週末に見に来るか。しかし、こういう理由では、家族の承認は極めて降りにくいなあ・・・
スタッフさんが戻ってきました。
「いいそうです。ご覧いただけます。」
ま、ま、マジですか!?
なんということでしょう。明日から一般公開の新型3008を、見せていただけるというのです。
スタッフさんに2階に案内されました。そこは広いスペースになっていて、ついさっきまで発表会が行われていたらしく、整然と椅子が並べられています。
そしてありました。
おおー・・・
パールホワイトの3008とともに、2人のスーツ姿の白人男性が私を迎えてくれました。フラワーホールにライオンのバッヂを留めている、明らかにプジョーシトロエンジャポンの方です。
「いらっしゃいませ。どうぞどうぞ。どうぞご覧になってください。」「もちろん室内も見てください。こちらは最新のi-cockpitです。」お二人とも、ものすごく流暢な日本語です。
帰宅してからプレス発表会の記事でお名前を確認しましたが、お二人はPCJのマーケティング部長ジャン・ミッシェル・オモンさんと、マーケティングコミュニケーションのルカ・フェネックさんでした。
プジョー、新型SUV「3008」を先行公開。正式発表は2017年2月予定
- car watch -
なんと、発表会が終わった後に会場に残っていたPCJの方に、じきじきに説明して頂いたのです。アポなしで突然押しかけた私のために、アンオフィシャルで即席の内覧会・・・
そのご厚意に感謝感激、申し訳なくさえ思いましたが、図々しくも写真は撮りまくります。
フロントエンドを眺めただけではウインカーがどこにあるのか分かりませんでしたが、点灯してみると眉毛のようなLEDランプのさらに上にありました。流れるタイプではありませんでした。
新しいシグネチャーのリアセクション。日本サイズのナンバープレートもちゃんと収まっています。
この車両は英国の「GT」に相当するとのことで、ほぼほぼこの装備で日本に導入される予定だそうですが、細かい部分は変更される可能性もあるということでした。
エンジンは1.6L直4ガソリン(EP6)と2.0ディーゼルBlueHDiの2本ということです。どちらも6速ATです。
内装は欧州での評判通り、上質で未来的です。シートはレザー+アルカンターラで、ステッチがDSを彷彿とさせますね。掛け心地は、小ぶりで硬くなった現行308と較べて、少し厚みとサイズの余裕を感じました。
第2世代のi-cockpit。ステアリングホイールは上端もカットされているため、メーターが隠れる事はありませんでした。そしてなんと日本語表記に対応済み。プジョー車の画面に日本語が表示されるなんて、信じられるでしょうか。
センターコンソールの物理ボタンでナビやエアコンを切り替えます。エアコンの温度調節はタッチパネルを連打する必要がありますが、今の308の「届かないメニューボタン」よりは格段に操作しやすいと思います。
シフトレバーはバイワイヤ。グリップコントロールも付いています。
内装はデザインだけでなく質感も上々。ドアハンドル上の茶色い木目調パネルもおしゃれ。
えっ、「ドアポケットの上の方にトルクスねじが露出しているではないか」って?
い、いいじゃないですかそんなことはっ!!
まあ、あくまでも型式登録もされていない先行展示車両ですので、最終的にどのような装備で発売されるかはわかりません。
いやー、しかし、新3008はかっこいいですね。
試乗車が届くのは来年2月か3月だそうです。欧州のレビューではハンドリングも乗り心地も好評なので、ぜひ試乗してみたいですね。
また、私が特に気になっている新型5008の発売時期については、ディーラー担当者さんによると、今のところ「2017年内・・・か・・・」とのことでした。
ということで、思いがけずプジョー3008を見ることができました。ご対応いただき本当にありがとうございました。
来春といわれる新3008の試乗車、来年5月に迎えるわが308SWの2度目の車検、そして再発して欲しくないエンジンフォールトのどれが先に来るかは分かりませんが、また伺いますので、その際はぜひよろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (4)
とのことなので、楽しみに待とうと思います
買う買わんは別として、かなり気合いが入った意欲作だと思いますので、面白いと思いますよ。
同じ2012年式の308SWに乗っていて、メンテナンス関係のブログを検索していてたどり着きました。
僕も本命は5008なのですが、それと同じコンセプトの先行版である3008が早く見たくて目黒での3008お披露目会、行って来ました。
担当の営業さんによると、5008、年内どころか秋には納車可能の予定だそうですよ♪
※お披露目会の内容は素人ながら上のURLで紹介してますのでお時間あればお越しくださいませ(^^)
はじめまして!お読みいただきありがとうございます。
都内で先代308SWということはニアミスしているかもしれませんね!
新5008は来年秋頃ですか!これは楽しみですねー。とか言いながら前期型はなかなか手を出しにくいですが・・・
ブログの方も拝見させていただきました。写真のバックアップは悩ましいですよね。私はeye-fiでiPhone経由でflickrに飛ばしていますが、eye-fiのサポートが終了してflickr→ローカルの自動バックアップが途絶えてしまったので、ちょっと難儀しています。
308SWはつい先日イグニッションコイルが逝きまして、エンジントラブルというのはかなり凹みますが、それ以外は元気です。
あまりゴリゴリの車いじりをしませんので参考になるかどうかわかりませんが、「フランス車は普通の人でも楽しめますよ〜」というスタンスでやっていきますので、今後ともよろしくお願いします!!