みなさまこんにちは。

さて、今回は久しぶりに日記ネタです。

長女が4月から小学校に入学したのですが、年末あたりから卒園準備やら入学準備やらでとにかく忙しかったですね。ようやく落ち着いた4月上旬、久しぶりに家族5人だけで1泊2日の小旅行に行ってきました。

今回の旅の計画は、初日の午前中から軽井沢に入り、さらに西側に移動して長野県東御市の「大田区休養村とうぶ」という施設に宿泊するというものです。旅程を組むのは嫁さんの仕事で、私は距離などから現実性について具申します。

しかし、聞き慣れない自治体名が増えましたね。私は比較的日本の地理には明るいはずなのですが「とうみ市」と言われても、一体どこの何のことなのかさっぱり分かりませんでした。

なお、3月下旬から4月上旬にかけての軽井沢は、直前に雪が降らなければ、日中に市街地を走行するのであれば雪道の心配はありません。直前に降らなければ。

しかし、軽井沢周辺は前日の金曜日から土曜日午前中にかけて雪の予報で、さらに予想気温は金曜夜から土曜日の夕方までずーっと0度近辺・・・
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これはまずい。降り積もったら解けなさそうな感じです。

私は都内在住でスタッドレスタイヤもチェーンも持っていません。もっと言えば、スキーもしなければ降雪地帯に住む親戚もいないので、冬タイヤもタイヤチェーンも装着して走ったことがないのです。

都内の急な積雪で夏タイヤで右往左往するならまだしも、冬期は冬タイヤが必須の軽井沢に、春先とはいえノコノコと夏タイヤで乗り込んで雪で立ち往生でもしようものなら、路傍から石を投げられても文句は言えません。

とにかく現地の路面状況をウェブカメラで入念にチェックします。こんな「はてブ」まで作ったりして・・・
http://b.hatena.ne.jp/fratoko/bookmark
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道路のウェブカメラは別に目新しいものではありませんが、国道の状況は大変役に立ちましたね。気温と路面温度に加え、「乾燥」「湿潤」「凍結」などと明記されています。
長野県国道事務所 路面状況一覧
- 国土交通省 -


路面温度は気温よりも4〜5度高いことが多く、気温が0度でも必ずしも凍結しているわけではなさそうです。しかし、当然ピンポイントで積もったり凍ったりしている可能性もあるわけで、これだけで全てを判断できるわけでもありません。

うーん、電車で行くしかないかなあ・・・

子供たちには、最悪の場合予定が変更になるかもしれないことをあらかじめ伝えておきます。

私「いいかい、明日は長野は雪が降るかもしれないから、もし車で行けなかったら新幹線で行かなきゃいけないよ。予定が急に変わるかもしれないけれど、どんなルートになったとしても楽しもうね。」

長男「やったあ雪だ!雪遊び!!」
次男「新幹線で行きたい!かがやき?E2系あさま?」

私「いや、そうじゃなくてさ・・・」

明日のルートで一番標高が高いのは軽井沢の南側の碓氷峠。そこが厳しいとなると、中央道で松本方面から迂回するか。1時間以上よけいにかかるけど・・・

しかし、寝床につく頃には中央道の方が先にチェーン規制になっていました。うわー、これはいよいよ厳しいかもしれない・・・

わが家の「晴れ家族伝説」もここまでか・・・

そして4月1日の朝、都内は真冬のように寒く、冷たい雨です。長野県内の高速道路はチェーン規制はなく、国道も凍結の情報はありません。天気予報も日中にかけて好転する模様で、大丈夫そうと判断し、車で出発することにしました。

ただし軽井沢は、国道は積雪がないものの裏道は積もっているようでした。高速から軽井沢市内も高い峠越えがありますので、初日の軽井沢訪問は断念し、東御市へ直行することにしました。

五反田インターから中央環状線に入り、美女木ジャンクション経由で大泉から関越道へ。一般道より17kmも余計に走らされるという、高速道路政策の典型的な失敗例のようなルーティング。幸い乗員は誰も気づいていませんが。

高速道路では、わが2012年式プジョー308SWは5人乗車(大人2人+子供3人)でも快適そのもの。昨年11月にエンジントラブルに見舞われて先行きが危ぶまれましたが、イグニッションコイルを1本交換した後は快調です。

走行距離はようやく25,000kmを超え、足回りもしなやかになってきました。最新のEMP2プラットフォームの乗り味を知ってしまうと、やはりもう少しフラットだとさらに快適だろうなあとは思いますが。

路面は終始ウェット。関越道の新座料金所ではトラックが事故で追い越し車線を塞いでいたり、上信越道の碓氷軽井沢付近は路面以外は一面真っ白の雪化粧だったりしたのですが、当然画像はありません。ドラレコあればショットを添えられるんだけどなあ。

軽井沢を通過して東御市の海野宿(うんのじゅく)へ。雪はまったくありません。
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打ち捨てられた旧車たち・・・
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そして目的地の「大田区休養村とうぶ」へ。こんな場所に大田区の領地があるとは知りませんでした。

裏庭はなんと一面雪景色。朝まで雪が降っていたためか、ふわっふわです。
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雪玉を転がすと面白いように雪が貼りついて大きくなります。東京に降るべちゃべちゃの雪ではこうはなりません。
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翌朝は打って変わって晴天!雪は昨晩凍ったためジャリッジャリです。おそらく1日で解けきってしまうでしょう。
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雪遊びの後は一般道で軽井沢へ。緩やかな丘陵道路を適度なスピードで流しながら、308SW(T7系)の電動油圧ステアリングの豊かなフィールをじっくりと味わいます。このフィールは次の車(まだ時期も車種も未定)では味わえないでしょう。実に惜しい。

ふと、晴天なのになぜかオートライトが点灯していることに気がついて上機嫌に水を差されましたが、しばらく走っていると消えました。きっとセンサーに霜が付着していて誤作動し、解けて元に戻ったのでしょう。壊れてない壊れてない、壊れてなんかいないぞ。

私達夫婦が8年前に挙式を挙げた石の教会へ。駐車場の一部にはまだ雪が残っています。
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短い長野訪問を終えて、一路東京へ。今回は渋滞とまったく無縁でしたが、空いた高速道路を爆走していると右足が疲れますね。正直、クルコンが欲しいです。全車速追従式アダプティブクルーズコントロール。そろそろフランス車でもバッチリですかね。

南関東に住む子供にとっては、雪遊びは年に1回できるかどうかの一大イベント。今回は、「前日に降った雪」「それなりの低温」「道路に積もらないくらい」という、かなりの好条件が重なったため、私たちは夏タイヤで難無く雪原のそばまで乗り入れて雪遊びを満喫することができました。

4月頭の軽井沢とあって、現地ではまだ夏タイヤに交換する人は少ない季節です。「ちょ、おま、夏タイヤwww」とならないよう細心の注意を払いましたが、遠隔リサーチにも限度がありますし、降雪地帯に夏タイヤで踏み入れる以上、絶対ではありません。

これだけ悩むくらいなら、次のシーズンは冬タイヤ買っちゃおうかなあ・・・

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