みなさまこんにちは。

2018年もいよいよ終わりですね。早いものです。今年はいかがお過ごしでしたでしょうか。

さて、わが愛車2012年式プジョー308SWは先代のT7ですが、7年目の車検が半年後の2019年5月に迫ってきました。走行距離はおよそ34,000km。そろそろ乗り換えか・・・

と思っていたんですが、夏にタイヤを新品に交換してしまいました。
プジョー308SW、コストコでミシュランプライマシー4を装着しました。
そして最大の懸案だったエンジン。2016年の1回目のエンジンフォールトではイグニッションコイルを1本交換したものの、2017年11月の2回目の警告ではエラー消去のみ。そしてその後はほぼ何事もなく経過しています。

エンジン始動時に1分ほど続いていたガラガラ音も最近はまったく出なくなり、フランス車ならではの高い自然治癒力を発揮しています。もちろん今日問題のない車が明日どうなるかはまったくわかりませんが。

そして何より仕事が忙しく休日に気軽に試乗に出かけることもままなりません。

ところがここに来て、どうしたことか、嫁サイドからの圧力が日増しに強くなっていくではありませんか。

嫁「たまにはプジョー以外にしたい。次はボルボにしなよ。XC90かV90がいいんじゃない?」

僕「90はデカいし値段高すぎるよ。」

嫁「ボルボ安全でしょ。やっぱり安全なのがいい」

僕「それはそうだけど。あるとしたらV60かなあ」

嫁「ボルボで子供たちのサッカーの送迎したい。カッコいいじゃん。」

僕「(なんだその動機...しかもサッカーまだ始めてもないやろ...)」

嫁「ボルボってどこの車?ドイツ?」


嫁「Gクラスかっこいいじゃん。やっぱり車の王者はベンツでしょ」

僕「Gクラスか...まあインパクトがあるのは間違いないな」

嫁「中古なら300万くらいでしょ」

僕「あるにはあるけど(15年落ち10万km)...」


こんな感じで私以上に家族の買い換え意欲が高まってしまい、どうしたものかと思っているのですが、勝手に決められてしまっても困りますので、家族が紅白歌合戦にうつつを抜かしている隙を見計らって、目星だけでもまとめておければと思います。

まずは検討にあたってポイントとなる優先事項。

1.座席数
現在のプジョー308SWは、今では珍しい7人乗りのステーションワゴンです。折からのSUVブームや3列目には子供しか乗れないなどパッケージングにも無理があることから、現行308SWは普通の5人乗りワゴンになりました。多人数乗車のワゴンは他メーカーも含めて市場からほぼ消滅しました。

我が家でも、3列目は子供たちが4歳頃までは度々使用していましたが、いまでは半年に1回あるかないか。それも7席全てを使用したことは数えるほどしかありません。ということで、3列目は”nice to have”、あればいいというくらいです。7人乗りだとミニバンかSUVになりますが、5人乗りだとぐっと選択肢が広がります。

2.ジュニアシート3台
5人乗りであっても、後部座席にジュニアシートを3席置きたいです。いまは小2長女が身長120cm、5歳双子男児が110cm弱ですが、このくらいの年齢ではもう使っていない人も多いかもしれません。しかし、車のシートベルトは140cm以上の大人が正しく着用できるように設計されています。そのため、あと3〜4年は3人ともジュニアシートが必要になりそうです。3座独立式のミニバンやSUVなら後部座席に3座のジュニアシートを並べられますが、通常のステーションワゴンであれば、D〜Eセグクラスのサイズが必要になりそうです。古い3シリーズだとこうですからね。
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3.ADAS(運転支援システム)
やっぱり全車速対応のACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や歩行者検知式自動ブレーキは欲しいです。ACCは高速超楽チンですし、もう若くないですし。

4.運転して楽しい?
やはりここは譲り難い。充分なエンジンパワーと意のままに操れるハンドリング。そして濃厚な操縦感覚、driver engagement(運転への没入感)を求めたいのです。SUVよりも重心の低いステーションワゴンが有利であることは間違いありません。

5.価格
安い方がいいに越したことはありませんが、とりあえず車両本体価格400万円程度までみてみましょう。おしなべてSUVは他のボディスタイルよりも高価です。

ということで、本体価格400万円未満でADAS完備で後部座席にジュニアシートが3席置けそうな5人乗りのステーションワゴン。この条件で探してみます。

・メルセデスベンツEクラスワゴン
「王者」メルセデス。先代E220ブルーテック アバンギャルドは新車価格724万円でしたが、2015年式3万kmが400万円弱です。ただ、コックピットはボタンが多くて古さが否めません。現行モデルになると2017年式が450万円前後なので、もう1年待てば現行型も値ごろ感が出てきそう。
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BMW 5シリーズツーリング
先代523d Mスポーツの2016年式2.2万kmが349万円になっています。新車価格742万円なのでメルセデスよりリーズナブル。現行523iも450万円前後まで下がってきていますので、こちらもあと1年ほどで値ごろになりそうです。運転の楽しさはピカイチだと思いますが、あの極太のステアリングホイールが少し気になります。なんでBMWのハンドルってあんなに太いんでしょうか。

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アウディ・A4アバント
新車価格626万円だった現行2017年式の2.0クワトロ4WDが1.8万kmで392万円です。やっすいなあ。ただ、A4は後部座席がちょっと狭いかもしれません。上質感漂うアウディですが、大田区近辺ではアウディはかなり高い確率でおば様が運転しているのが気になります。
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フォルクスワーゲン・パサートヴァリアント
新車価格525万円の2.0TSI Rラインの現行2017年式、走行わずか3000kmで378万円とお買い得。ただ、一番「いかつい」Rラインでも極めて控えめな印象です。VWのディーラーさんは「仏車の方がVWに乗るといつも『なんか違う』って言われるんですよね」とボヤいていましたが、どうでしょうか。
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ボルボ V60
現行モデルのT5インスクリプションは新車価格599万円ですが、2018年9月に発売されたばかりで、まだ認定中古車は出てきていません。なお、先代V60のD4クラシックディーゼルターボは新車価格499万円が1年弱で358万円の叩き売り状態になっています。現行だと1年で25%減の450万円程度になるのでしょうか。ボルボは期待が持てます。内外装がカッコよくて全長4760mm × 1850mmというサイズもバッチリ。でも運転したらどうでしょう。先代V60を試乗した時はあまりに穏やかな性格で運転していて眠くなりそうでしたが、現行はもう少しスパイスが効いているでしょうか。
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ジャガー XFスポーツブレイク
これカッコいいんですよね。日本デビューの2018年式の走行300kmで650万円程度。新車756万円ですからまだまだ下がっていません。2015年から導入されたXFセダンは新車700万円が2年で380万円程度まで下がっていますので、期待できるモデルです。4,965mm × 1,880mmは少しデカいですが。
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マツダ・アテンザワゴン
新車の最高グレードで350万円くらいですが、残念ながらないでしょう。

プジョー508SW
やはりこれが本命ですね。というか、フランス車でまともなワゴンを出してるのはもうプジョーしかないんですよね。

えっ?ルノー・メガーヌスポーツツアラーがあるではないかって?

かっこいいんですが、右ハンドル車はACCじゃなくて「車間距離警報」ですからね。あんなものあっと思った時にはすでに前の車のお尻に突っ込んでますよ。完全に手抜きです。

さて、新型プジョー508ファストバックは2018年11月に日本で発売されましたが、ワゴンのSWは2019年中の発売となりそうです。価格はおそらく475万円程度からでしょうか。もちろん狙い目は試乗車落ちです。

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508SWは欧州メディアの評価も非常に高いです。特にドイツAutogefühlは「ステアリング、ブレーキ、エンジン、ギアボックス、全てがバランスよく統合されていて極めて運転しやすい。乗り味はセダンと同等で、デジタルメーターも見やすく、運動性能と価格のバランスも素晴らしい」とベタ褒めです。こんなに褒められるプジョー車って珍しいんじゃないでしょうか。



ということで、書き終わったら紅白歌合戦もゆく年くる年も終わって2019年になっていました。

皆さま明けましておめでとうございました!!